石造多宝塔

 

観音「石造多宝塔(せきぞうたほうとう)」は、北向観世音様が出現した所で、高さ2m85cmの安山岩で出来ており、国の重要文化財に指定されています。
鎌倉時代の弘長二年(1262年)賴真〔らいしん〕という和尚さんが、木造の多宝塔が消失してしまったので今度は石で多宝塔をつくり、お経を奉納した。」ということが、石造塔の四面に刻まれています。
石造多宝塔のすぐれたものは全国的にも少なく、わが国で重要文化財に指定されているものは、この常楽寺塔と滋賀県の「少菩提寺塔〔しょうぼだいじとう〕」の二つだけです。